横井礼以 色紙画 椎茸 貴重 購入 90歳時の作品 俳画風

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横井礼以90才時の作品
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二紀会名誉会員の洋画家横井礼以は、1980年6月22日肺炎のため名古屋市千種区の自宅で死去した。享年93。本名礼一、初号礼市。1886(明治19)年10月1日愛知県海部郡に生まれ、三重県立第二中学卒業後上京、白馬会洋画研究所に学び、1908年東京美術学校西洋画科に入学、12年に卒業する。14年第8回文展に「遊歩場」が初入選、翌年の第9回展に「水浴の後」が入選するが、17年から二科展に出品し、19年第6回二科展に「王麥の畑」「向日葵」など5点を出品して二科賞を受賞、23年に二科会会員に推挙される。28年眼疾のため名古屋に移住、30年に緑ケ丘洋画研究所を起す。戦前の二科展出品作には、「高田馬場郊外風景」(第8回)「室内静物」(第12回)「河鹿」(第29回)などがある。戦後の47年、熊谷守一、宮本三郎ら旧二科会員九名と第二紀会(のち二紀会)を創立、以後同会委員として運営並びに制作発表を行う。50年、中日文化賞を受賞、54年には眼疾快癒を機に号を礼市から礼以と改める。60年に「横井礼以自選画集」(三新社)を刊行、67年には勲四等瑞宝章を受章する。77年、れい夫人の死去と同時に「孤独と不安の明るい自画像」を完成、これが二紀会最後の出品となる。二紀会初期の出品作に、「正月」(第2回)「姉妹」(第5回)「姥子」(第10回)「水の侵触」(第12回)などがある。眼疾に病されながらも、ぼうようとした俳画的な作風に独自な展開を示した。(日本美術年鑑より)

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